12日、イラン首都テヘランで開かれた政府支持集会に参加した人々(ゲッティ=共同)
 12日、イラン首都テヘランで開かれた政府支持集会に参加した人々(ゲッティ=共同)
 イラン情勢の今後のシナリオ

 イランで昨年12月に始まった経済危機を巡る市民の抗議デモは反政府運動に発展、1979年のイラン革命で生まれたイスラム体制が岐路に立たされている。軍事介入をちらつかせるトランプ米大統領は関税による圧力を強化。デモ犠牲者は増え続け、全容は不透明なままだ。米国やイスラエルの出方次第で急展開する可能性もくすぶる。今後のシナリオを探った。

 ▽情報統制

 「米国に死を!」。首都テヘランなど各地で12日、大規模な政府支持集会が開かれ、人々が国旗や最高指導者ハメネイ師の写真を掲げて叫んだ。国営メディアは現場中継を続け、体制への支持は「盤石」だと誇示した。

 イラン指導部は国外からの批判をかわそうと躍起だ。治安部...

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