後遺症患者を診察する岡山大病院の大塚文男教授=岡山市(同病院提供)
 後遺症患者を診察する岡山大病院の大塚文男教授=岡山市(同病院提供)
 後遺症患者を診察する岡山大病院の大塚文男教授=岡山市(同病院提供)
 新型コロナウイルス感染症 後遺症の症状例

 新型コロナウイルスは治った後も激しい倦怠感や、頭にもやがかかったようなブレインフォグなどの後遺症をもたらすことがあるのが特徴だ。症状は個人差が大きく、長期間苦しむ患者がいる一方、発症の詳しい仕組みは解明されていない。専門家は「複合的な要因が絡み合っている可能性がある」と指摘し、診断や治療の手探りが続く。

 ▽苦悩

 「周囲が元気に活動する中、自分だけ取り残されることに落ち込んでしまう人が多い」。岡山大の大塚文男教授(総合内科学)は後遺症を巡る患者らの苦悩をそう語る。

 岡山大では2021年に後遺症の専門外来を開設し、25年11月末までに20都府県から1200人以上を受け入れた。患者の7割は初診から...

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