元1級建築士による耐震強度偽装について語る、NPO法人「全国マンション管理組合連合会」元事務局長の谷垣千秋さん=2025年12月、京都市
 元1級建築士による耐震強度偽装について語る、NPO法人「全国マンション管理組合連合会」元事務局長の谷垣千秋さん=2025年12月、京都市
 元1級建築士による耐震強度偽装事件当時に作成した資料を示す、NPO法人「全国マンション管理組合連合会」元事務局長の谷垣千秋さん=2025年12月、京都市
 取材に応じる「西宮冷蔵」の水谷洋一社長=2025年12月、兵庫県西宮市
 取材に応じる「西宮冷蔵」の水谷洋一社長=2025年12月、兵庫県西宮市

 2016年1月に長野県軽井沢町で大学生ら41人が死傷したスキーバス事故は15日で10年を迎えた。当時、格安ツアーバスのコスト削減による安全対策の不備が相次いで発覚。過去には住宅や食品でも安全軽視が問題となった。専門家は「物価高で苦しい今だからこそ、安いものには理由があることを忘れないで」と警鐘を鳴らし、事故の遺族は安全最優先の企業風土を願った。

 事故を起こしたバス会社は、安全が損なわれないよう国が定めた基準料金を下回る額で受注。事業用自動車事故調査委員会は報告書で、同社が「運転手に十分な教育をせず運行を任せた」「安全を軽視した事業運営を行ってきたことが事故につながった背景にある」と指摘した。...

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