
新興企業ヘリカル・フュージョンが計画する核融合発電を実証する装置のイメージ(同社提供)
「地上の太陽」とも呼ばれる次世代エネルギー「核融合発電」への注目が高まっている。技術的な壁を突破するための研究開発が世界中で進む中、将来の実用化や普及を見据えたさまざまな動きが活発化してきた。産業化への土台づくりや経済効果の試算に加え「社会の支持をどう得るか」「膨大なエネルギーを手に入れた人類の未来は」といった研究も始動した。
▽30年代実証目標
核融合は、高温高圧の環境で軽い原子核同士が融合し、重い原子核に変わる反応。太陽のエネルギーを生み出すこの反応を利用しようというのが核融合発電で、二酸化炭素(CO2)を排出せず、燃料の重水素などは海水から豊富に得られるのが特長。原発で使われる核分裂と...
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