有権者と握手する自民党の谷川とむ氏=1月31日午前、大阪府熊取町
 有権者と握手する自民党の谷川とむ氏=1月31日午前、大阪府熊取町
 交差点を通る車に手を振る谷川氏=1月29日午後、大阪府泉佐野市
 有権者と言葉を交わす谷川氏=1月27日、大阪府泉佐野市
 候補者の応援で、選挙カーに乗り込んだ日本維新の会の吉村代表=2月1日、大阪府泉佐野市
 衆院選公示日の出陣式であいさつする谷川氏=1月27日、大阪府泉佐野市
 街頭演説で政策を訴える、日本維新の会の阿部圭史氏=2月7日、神戸市兵庫区
 記者会見で立候補の意向を表明する坊恭寿氏(中央)=1月12日、神戸市中央区
 衆議院兵庫2区の立候補者のポスターが張られた掲示板
 日本維新の会の吉村洋文代表(左)らと駅頭に立つ斎藤アレックス氏(中央)=1月30日、大津市
 復活当選後、支援者らに感謝の言葉を述べる日本維新の会の斎藤アレックス氏=2月9日、大津市

 ホテルの大広間に集まった約100人の支援者の前で、必死に涙をこらえている男性がいた。2月8日の衆院選投開票日。テレビの開票速報が更新されるたび、ある思いがよぎっていた。「また俺は負けるんか」―。名前は谷川とむ。49歳。自民党公認の候補者として、大阪19区で日本維新の会の伊東信久と激戦を繰り広げた。

 2024年の前回衆院選で、維新は大阪の全19小選挙区の議席を独占。谷川は約4800票差の接戦で伊東に敗れ、比例復活もできず落選していた。

 高市早苗首相誕生で「旋風」が吹いた今回も、本拠地大阪で維新が築いた岩盤は堅固だった。代表の吉村洋文は衰えぬ人気を見せつけた。19のうち18選挙区で維新が議席を守...

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