長沢丘司さん
 長沢丘司さん
 小学校に入学する長沢丘司さん

 長沢丘司さんは大津市で生まれ育った。人の体の仕組みに興味を持った高校時代に「なぜ病気になるのかを調べて人の役に立ちたい」と考え、1981年に名古屋大医学部に進学。そこで骨髄にしかない造血幹細胞という特別な細胞の存在に興味を抱くようになった。

 「血液学を研究して医学の発展に寄与したい」と思い、周りの勧めもあって当時生命科学分野の最先端を進んでいた大阪大の岸本忠三教授(当時)の研究室の門をたたいた。

 岸本さんは免疫反応に関わる「インターロイキン6(IL6)」を発見したサイトカイン研究のエキスパートだ。「サイトカインを軸に据えれば血液学の研究が進む」と考えた。

 国内外のライバルとの激しい競争の中に...

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