
日本原子力研究開発機構が福島県の森林の放射線量測定に使用した無人ヘリ=2025年11月
東京電力福島第1原発事故から、3月11日で15年。福島県内の放射線量は生活圏で大きく下がった一方、現在も残る帰還困難区域の大部分を占める山間部の森林では、避難指示解除のめどが立っていない。停滞する森林整備や林業をどうするか。対策の検討には、森林の線量の詳細な把握が必要だ。そこで日本原子力研究開発機構は森林で新たな調査に乗り出した。
▽県土の7割
原発事故では大量の放射性物質が広範囲に降り注いで線量が上がったが、時間の経過に伴い物質の放射能(放射線を出す能力)が減衰したことに加え、雨や風で流され量が減ったほか、住宅地や農地では除染で取り除かれた。その結果、避難指示が出た地域を除く市街地では線量...
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