中部電力浜岡原発=8日、静岡県御前崎市
 中部電力浜岡原発=8日、静岡県御前崎市
 中部電力浜岡原発=8日、静岡県御前崎市
 中部電力本店=26日午後、名古屋市
 主要4社の販売電力に占める原子力比率

 原子力規制委員会が浜岡原発(静岡県)のデータ不正を受け、中部電力本店への立ち入り検査に着手した。再稼働審査の停止で中部電の収支改善の筋書きは崩れ、経営への打撃が避けられない。不正は長年にわたり、歴代社長の責任も焦点だ。

 ▽暗礁

 「原子力安全に対する信頼関係が根底から覆された」。26日午後、検査に入った規制委事務局の職員は報道陣に憤った。3~5号機を再稼働すれば年に「2500億円程度の利益が出る」(林欣吾社長)―。燃料代がかさむ火力発電への依存が下がる収支改善効果を、こう試算した悲願の計画は暗礁に乗り上げた。

 2024年度の販売電力に占める原子力比率には、唯一持つ原発である浜岡が動かない中部電...

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