
閣議後に開かれた黄川田男女共同参画相の記者会見=13日、東京・永田町
政府が「男女共同参画基本計画」に旧姓使用の法制化を検討すると明記し、法案提出の動きが加速する見通しだ。政府は利便性を強調するが、法制化による具体的な効果は見えないまま。選択的夫婦別姓制度を導入する機運は失われかねず、慎重な議論を求める声が上がる。旧姓使用の法制化が実現すれば「二つの公的な姓」に伴う混乱も危惧される。
▽疎外感
「別姓制度と逆行した内容で非常に残念」。香川県宇多津町の会社員割田伊織さん(31)は失望感を吐露した。
別姓制度が実現した後に婚姻届を出そうと決意し2024年に事実婚を選んだ。別姓制度に反対する保守派の高市早苗氏が首相になり「逆風」を感じていたが、懸念が現実になった。事...
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