
トランプ米大統領とヘグセス国防長官=7日、大統領専用機(AP=共同)
トランプ米政権が原油価格高騰を抑えるため対ロシア制裁の一部緩和に踏み切った。イランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を「人質」に徹底抗戦するのは想定外だったとみられ、誤算が重なる。米国のイラン攻撃は14日で2週間。トランプ大統領が出口を見つけられないまま場当たり的な対応に終始し、ウクライナ侵攻を続けるロシアは「漁夫の利」を得た。二つの戦争は混迷を深める。
▽甘さ
米政権はイランを過小評価していた。「原油価格は一時跳ね上がったが、その後下がった」。米エネルギー省のライト長官はイラン攻撃開始前の2月18日、ブルームバーグ通信に、米イスラエルが昨年6月にイランを攻撃した際の反応を基に楽観的な見通し...
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