2016年に米ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した恒星「M31―2014―DS1」(左、中央)。22年ごろにはほぼ見えなくなった(米サイモンズ財団提供)
 2016年に米ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した恒星「M31―2014―DS1」(左、中央)。22年ごろにはほぼ見えなくなった(米サイモンズ財団提供)
 アンドロメダ星雲の恒星「M31―2014―DS1」の想像図(Keith Miller, Caltech/IPAC―SELab提供)
 超新星爆発の成功と失敗のイメージ

 地球から250万光年離れたアンドロメダ星雲で、明るかった恒星が突然、視界から消えた。どういうわけか恒星が寿命を終える直前に、通常ならば起こすと考えられる超新星爆発を経ずにブラックホールになったらしい。その一連の様子を米サイモンズ財団のチームが初めて捉えた。恒星の一生に関する理論の見直しを迫る成果だという。

 経緯を観察した財団の天文学者は「もしオリオン座のベテルギウスが突然消えたら、パニックになるだろう。それぐらいのことが起きた」と驚きを表現している。

 チームが注目した恒星は「M31―2014―DS1」で質量は太陽の13倍。2014年ごろの赤外線観測で明るく輝くのが見つかったが、16年には急激...

残り611文字(全文:911文字)