
高市早苗首相が就任3カ月で衆院選に踏み切ったのは、少数与党での国会運営の厳しさを痛感したためだ。連立を組む日本維新の会や野党との政策協議で、度重なる譲歩を迫られ疲弊。高い内閣支持率を頼みに自民党の議席を増やしたいとの考えに傾いた。2026年度予算の成立を遅らせてでも、政権基盤の安定化を優先した判断の妥当性が問われそうだ。
「政権の枠組みが変わり、国民に正面から問う道を選んだ。経済運営に空白をつくらない万全の態勢を整えた」。首相は19日の記者会見で、衆院解散に理解を求めた。
物価高対策を最優先としてきた発言と矛盾する決断をした背景には、綱渡りの国会運営がある。維新は昨年の臨時国会で、衆院議員定...
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