東京女子大の家永真幸教授
 東京女子大の家永真幸教授

 東京都の上野動物園で生まれた双子のジャイアントパンダが中国に返還された。1972年の初来日以来、日中友好のシンボルとして親しまれてきた国内のパンダがついにいなくなった。パンダは何を残したのか。そしていつ戻って来るのか。2人の専門家が語った。

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 ジャイアントパンダは19世紀後半にフランス人が中国で「発見」し、1930年代には米国人が連れ帰って人気者になった。41年に外交の表舞台に初めて登場する。当時の中華民国政府は、抗日戦争への支持を呼びかけるため米国にパンダのペアを贈った。

 それ以来、友好のシンボルとして中国から海外に送り出されるようになった。日本には72年、国交正常化の記...

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