核兵器禁止条約の発効から5年となるのを前に開かれた集会でプラカードを掲げる参加者=1月21日午前、長崎市の平和公園
核兵器禁止条約の発効から5年となるのを前に開かれた集会でプラカードを掲げる参加者=1月21日午前、長崎市の平和公園
「核兵器禁止条約」の批准を求める集会であいさつする被団協の田中熙巳代表委員=2025年11月、東京都千代田区
インタビューに答える広島県被団協の佐久間邦彦理事長
核兵器禁止条約の発効から5年を迎え、原爆ドーム前で開かれたキャンドルイベント=1月22日夕、広島市中区の平和記念公園

 核兵器の保有や使用を違法とする初の国際法規「核兵器禁止条約」の発効から1月22日で5年となった。99カ国・地域が署名または批准しているが、核保有国や、唯一の戦争被爆国である日本も参加していない。分断を深める国際社会では大国が核の威嚇を繰り返し、日本では国是である非核三原則の見直し論が渦巻く。条約の制定を後押しした被爆者は「核なき世界」の願いと逆行する現状に、憤りをあらわにしている。(共同通信=安祐輔、松本安二、吉田梨乃、下道佳織、森山遼、細川このみ)

 ▽「ゆゆしきこと」

 昨年11月下旬、東京都内で開かれた集会。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳代表委員(93)は高市早苗政権が検討...

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