国際宇宙ステーションのロボットアーム(左下)が新型無人補給機HTV―Xを捕捉する様子のイメージ(JAXA提供)
 国際宇宙ステーションのロボットアーム(左下)が新型無人補給機HTV―Xを捕捉する様子のイメージ(JAXA提供)
 「こうのとり」7号機が放出し、太平洋で回収された試料入りのカプセルを調べる作業員=2018年11月(JAXA提供)
 2040年代に50人乗りの実現を目指す再使用型ロケット「ASCA(アスカ)」のイメージ(将来宇宙輸送システム提供)

 日本も自前の有人宇宙船を―。待望の声が国内で上がる。昨年初めて国際宇宙ステーション(ISS)に飛行した新型無人補給機「HTV―X」は技術的な土台になると期待されるほか、複数の民間企業が2030年代に有人飛行の実現を目指している。無人飛行よりさらに高い技術的なハードルを、官民の協力で越えられるかが問われる。

 ▽人も夢でない

 HTV―Xは、09~20年にISSへの物資輸送を9回担った「こうのとり」の後継機。積載量が増えたほか、輸送後に宇宙空間で実験などもできるよう機能が増強された。実験機器などの搭載室は地上と同じ気圧や空気が保たれている。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の近藤義典フライトディレ...

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