インタビューに答える慶応大の神保謙教授
インタビューに答える慶応大の神保謙教授
1月3日、米フロリダ州の私邸で記者会見するトランプ大統領。米軍によるベネズエラのマドゥロ大統領拘束を正当化し、政権移行まで米国がベネズエラを「運営する」と表明した(ロイター=共同)
インタビューに答える慶応大の神保謙教授

 トランプ米政権が国際秩序を大きく揺るがしている。「裏庭」と見なすベネズエラの反米政権を攻撃し、敵対するイランへの攻撃も示唆。デンマーク自治領グリーンランドの「領有」を主張し、欧米の分断を引き起こした。

 国際安全保障が専門の慶応大の神保謙教授は、トランプ政権が「肉眼」で見える範囲に勢力圏を築こうとしていると見る。トランプ政権の世界観や日本への影響を聞いた。(共同=根本裕子)

 ▽西半球支配を狙う

 ―2026年が明けたばかりの1月3日、米国がベネズエラを攻撃し、マドゥロ大統領を拘束しました。この行動をどう読み解いたらいいでしょうか。

 「同盟国や国際機関に関与して世界秩序を安定させ、国の安定と繁栄に...

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