米ラスベガスの大学で、滞在資格にかかわらず学生を保護するよう求め、開かれた集会=2025年4月(ゲッティ=共同)
 米ラスベガスの大学で、滞在資格にかかわらず学生を保護するよう求め、開かれた集会=2025年4月(ゲッティ=共同)
 取材に応じるハーバード大医学部の内田舞准教授=2025年12月、米ニューヨーク(共同)
 学会で研究成果を発表する恩田賢さん(右)=2024年3月、米アリゾナ州(提供写真、共同)
 恩田賢さんに大学から届いた滞在資格取り消しに関するメールの一部(提供写真、共同)

 「米国第一」を掲げるトランプ政権が移民対策と外国人審査の厳格化を進めている。全米各地での大規模な移民摘発に加え、発足後の約1年で10万件以上の滞在ビザを取り消した。事前の警告なく、突如実施される事例も相次ぎ、影響は日本人の留学生や研究者らにも及ぶ。「恐怖や重圧を感じる」。自由でオープンだった米社会で閉塞感が急速に強まっている。

 ▽説明なし

 「あなたの滞在資格は国土安全保障省に取り消されました」。2025年4月8日、西部ユタ州のブリガムヤング大の博士課程で人工知能(AI)などを学ぶ恩田賢さん(42)は大学からのメールに目を疑った。

 同1月に発足した第2次トランプ政権が反イスラエルデモに参加した...

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