飲食店で提供されるアサヒビール=2025年10月、東京都台東区
 飲食店で提供されるアサヒビール=2025年10月、東京都台東区
 インタビューに応じるアサヒグループホールディングスの勝木敦志社長
 アサヒグループHDの本社ビル(中央)=2025年10月、東京都墨田区
 サイバー攻撃によるシステム障害について記者会見し、謝罪するアサヒグループホールディングスの勝木敦志社長(中央)ら=2025年11月、東京都千代田区
 アサヒグループHDのロゴ
 店頭に並ぶアサヒビールの「スーパードライ」など=2025年10月3日、横浜市保土ケ谷区のスーパーマーケットセルシオ和田町店

 企業の内部データを無断で暗号化し、復元の見返りに多額の金銭を要求するサイバー攻撃「ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)」が猛威を振るっている。アサヒグループホールディングス(HD)は昨年9月にランサムウエアの被害に遭い、主力のビール「スーパードライ」や清涼飲料「カルピス」など誰もが知る商品が店頭や飲食店で品薄となる事態に陥った。

 売り上げが減少しただけでなく、個人情報約191万件が漏えいした恐れがある。犯行グループとみられるハッカー集団は盗み取ったとするデータをインターネット上で公開した。社内ではサイバーセキュリティー対策を強化していたが、勝木敦志社長は「十分ではなかった」と悔やむ。なぜ防...

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