荒波が続き、観光客の足が遠のく冬の佐渡。だが、島の料理人は口をそろえる。「冬こそうまい食材がたくさんあるんだ」と。脂が乗ったブリにメジマグロ、滋味あふれるカモ料理…。プロが語る自慢の「サドメシ」について耳を傾けた。
宿根木の「お料理あなぐち」 菊池猛さん(48)
今冬は、加茂湖のカキと沢崎の天然判のりを使ったパイ包み焼きをディナーコースで提供します。カキは佐渡の代表的な冬の味覚です。一般的に濃厚さが重視されますが、加茂湖のカキは海藻の香りのインパクトが強い。そこが食材としての魅力だと思います。
店は2022年にオープンしました。私は東京出身で、20年以上、関東のフランス料理店で働いていましたが、脳動脈解離という病気をして現場を離れました。...
残り982文字(全文:1282文字)











