弟の孝司さんの写真を前に再会への思いを語る大沢昭一さん=新潟市西蒲区
弟の孝司さんの写真を前に再会への思いを語る大沢昭一さん=新潟市西蒲区

 北朝鮮に拉致された可能性が排除できない特定失踪者、大沢孝司さん=失踪当時(27)、新潟市西蒲区出身=が1974年に佐渡市で行方が分からなくなって24日で52年になる。今月で90歳となった兄の昭一さんは再会を目指し懸命に活動を続けている。徐々に特定失踪者問題への理解の広がりを感じ、日米の連携による解決に期待する。「情勢が変わってきた。ここで具体的な解決策を見つけてほしい」と願っている。

 雪が舞う中、正月に弥彦神社前で支援者と署名を呼びかけた昭一さん。昨年は失踪の経緯や自身の思いをまとめた書籍を発行するなど活動の熱量は変わらない。本格的に活動を始めて二十数年。「よく90歳まで生きられた」と話す。体の衰えも感じるが、天気がいい日は約4千歩の散歩を日課にし、再会までは元気でいたいと健康に気遣う。

 新潟市で拉致された...

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