市景観計画の特別区域に追加される古町花街地区。新道ゾーンには歴史ある料亭などが立ち並ぶ=新潟市中央区
市景観計画の特別区域に追加される古町花街地区。新道ゾーンには歴史ある料亭などが立ち並ぶ=新潟市中央区

 新潟市は、古町花街(かがい)地区(中央区古町通8、9周辺)を、市景観計画で定める「特別区域」に指定する方針を決めた。今後市議会での条例改正を経て、2026年度中に施行される見込み。料亭や茶屋、置き屋など歴史的建造物の保全を図り、新潟の花街を象徴するエリアとして景観づくりを進める。

 市景観計画では、地域の特性に応じた景観形成を進めるべき区域を特別区域と設定。これまでに信濃川沿岸地区や旧斎藤家別邸周辺地区など市内4地区が指定されている。

 古町花街地区は、細い街路に建物が立ち並ぶ和の風情を基調とした「新道ゾーン」と、花街の趣を感じつつ活気ある景観形成を進める「東堀・西堀・古町通ゾーン」からなる約5・3ヘクタール。

 市民組織「古町花街の会」による働きかけもあり、特別区域指定に向けた動きが21年に本格化した。市が有識者らと検討を重ね、昨年6月には土地所有者らを対象にした説明会を開催。今月4日には市景観審議会(岡崎篤行会長)で、古町花街地区を特別区域に追加する案が答申された。

 区域指定により、建物の新築や増築の際に届け出が必要となるほか、ゾーンごとに建物の高さや配置、デザイン、色彩などの制限をかける。街並みと調和した屋外広告物のルールも定めた。

 特別区域指定に合わせ、市は区域内の老舗料亭「鍋茶屋」と、芸妓(げいぎ)の住宅兼稽古場だった「瓢亭」を景観重要建造物に指定する方針。景観づくりの核となる建造物として、建物単体での保全も進めていく。

市景観計画の特別区域に指定される古町花街地区。鍋茶屋通りの瓢亭付近=新潟市中央区古町通8

 市まちづくり推進課...

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