卒業式の定番「大切な人に制服の第2ボタンをあげる」光景が見られなくなるかもしれない。多様性への配慮から詰め襟の学生服をブレザー型に変更する学校が増えているためで、識者は交流サイト(SNS)の普及によって生徒の意識が変わり、「映え」を重視するようになったことも要因だと指摘している。

 「カンコー」の名称で知られる学生服大手菅公学生服(岡山市)によると、第2ボタンをやりとりする風習の起源ははっきりとしない。出征前に形見として軍服の第2ボタンを渡したとの説や「相手のハートをつかむ」意味で心臓に近い第2ボタンをもらった説などがある。

 和歌山市教育委員会は2026年4月から、市立中と9年制義務教育学校の中学生...

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