東京電力福島第1原発=2月
 東京電力福島第1原発=2月
 東京電力福島第1原発=2月
 東京電力福島第1原発と処理水のタンク=2月
 東京電力福島第1原発。手前から1号機、2号機、3号機、4号機=2月

 事故発生から15年となった東京電力福島第1原発では、2051年までの廃炉完了を見据えた作業が続く。だが廃炉の「本丸」とされる溶融核燃料(デブリ)の本格的取り出しの着手は、30年代初頭から37年度以降に遅れるなど完了への道筋は見通せない。廃炉作業に伴って増える廃棄物の管理も課題となる。

 ▽ロボットアーム

 「事故直後は緊急的な状況だったが現在は完全に脱した。現場も落ち着いて計画的に廃炉を進めている」。2月下旬、東電の小野明廃炉責任者は15年をこう振り返った。

 11年3月11日の東日本大震災で、1~3号機はメルトダウン(炉心溶融)を起こし、推計880トンのデブリが発生した。東電は全量取り出しに向け...

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