
北九州市若松区の白島国家石油備蓄基地=12日午後(共同通信社ヘリから)
政府がイラン情勢の悪化を受け、石油備蓄放出とガソリン補助金の「合わせ技」で難局打開に乗り出した。国際エネルギー機関(IEA)が協調放出に慎重姿勢を見せる中、時間的猶予がないとみた経済産業省は水面下で日本単独の放出案を具体化。経済への打撃を懸念した高市早苗首相が急転直下、家計支援と同時に決断した。ただ混乱は長期化の恐れがあり、今後は備蓄量減少に伴う不安拡大や財源の制約への対応が課題だ。
▽深刻
「国民を安心させることを早く言いたい」。IEAによる協調放出の合意発表の直前に、初の国家備蓄の単独放出を決めた首相。原油の供給不安が日々高まる中、一連の対応策は首相主導で決まったと周囲は明かす。
「ガソ...
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