研修施設で講師として福島第1原発事故について説明する東京電力の野村有宏さん(奥)=1月、横浜市
 研修施設で講師として福島第1原発事故について説明する東京電力の野村有宏さん(奥)=1月、横浜市
 東京電力福島第1原発事故の経過について説明する野村有宏さん=1月、横浜市
 福島第1原発事故による住民の避難や帰還について説明する東京電力の野村有宏さん=1月、横浜市
 福島第1原発事故について学ぶことができる東電の研修施設のパネルに記されたメッセージ=1月、横浜市
 取材に応じる東京電力の高千穂朋花さん=2月、福島第1原発
 取材に応じる東京電力の高千穂朋花さん=2月、福島第1原発
 取材に応じる福島第1原発事故を経験した東京電力の新野恭乃祐さん=2月、福島県富岡町
 取材に応じる福島第1原発事故を経験した東京電力の新野恭乃祐さん=2月、福島県富岡町

 東京電力グループで社員の世代交代が進んでいる。2011年3月11日の福島第1原発事故の風化を防ぐ社員研修では事実や教訓を伝え、今後の業務にどう生かすか強調。東電が掲げる「福島復興への責任」を若手に引き継ごうと模索する。一方、第1原発の廃炉工程は遅れが常態化しており、当事者意識の希薄化を指摘する声もある。

 ▽全員参加

 東電の研究所(横浜市)内に原発事故を学ぶための研修施設「3・11事実と教訓」がある。1月27日、講師の野村有宏安全啓発チームリーダーが社員10人に語りかけた。「なぜ事故を防げなかったのか、振り返ります」

 原発事故で福島県から県内外への避難者は最大約16万5千人。今も約2万3千人以...

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