長岡市の担当者と話すスタイルアーツの芝田龍正さん=長岡市大手通2
長岡市の担当者と話すスタイルアーツの芝田龍正さん=長岡市大手通2

 長岡、見附、小千谷の3市の2026年度一般会計当初予算案は、見附は議会で可決され、小千谷と長岡は議会審議が終盤を迎えている。3市とも、26年度にスタートする総合計画に基づいた編成で、子育て支援や産業活性化、地域交通の再編などに力を入れる方針だ。3市の重点分野に焦点を当て、現状と施策を見定める。

 長岡市は新たな総合計画で「イノベーション先進都市」を掲げ、起業・創業支援を推し進める。起業を目指す若者の支援を継続しつつ、市内の起業家と既存の企業の関係を深めるマッチングに乗り出す。

 これまでに、複合施設「ミライエ長岡」に起業家や学生が集う「イノベーションサロン」を開設したり、起業に向けた連続講座を開いたりしてきた。起業家支援は10年以上前に始め、2026年1月時点で起業などのスタートアップを340件生み出してきた。産業イノベーション課の門脇亮課長は「ミライエの活用や相談支援など、市として継続してきたことの結果だ」と成果を語る。

 一方で、起業後に会社の成長に行き詰まったり、活動のフィールドが市外中心になったりすることが課題だった。26年度は「起業家登録制度」を新設し、経営面や技術面の課題に応じて、登録した起業家と市内企業を結び付ける態勢づくりに乗り出す。

 長岡技術科学大学の大学院に在学していた22年に、人工知能(AI)を手掛ける「スタイルアーツ」(長岡市大手通2)を起こした芝田龍正さん(27)は、長岡市と東京都に拠点を置く。ただ、...

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