
上空から見た村上市平林地区のたんぽ。写真上は荒川の上流で、右側に本川が流れている=3月(国土交通省羽越河川国道事務所提供)
国土交通省羽越河川国道事務所(村上市)が、荒川につながる池状の地形「たんぽ」を再生し、多様な生態系を育む環境づくりに取り組んでいる。魚や昆虫のすみかとなるたんぽは、2022年8月の県北豪雨で消失するなどの被害を受けた。事務所は25年度、災害後初めてたんぽの復活へ着手。きれいな水に生息する希少な魚トミヨなど、豊かな動植物が見られる河川にしたいとしている。
たんぽのような地形は「ワンド」として知られ、荒川周辺では湧き水のあるワンドをたんぽと呼称する。荒川は1967年の羽越水害を機に築堤や護岸の整備が進み、治水安全度が向上した。一方で、河道が直線化・固定化したことにより、たんぽが減少した。
羽越河川国道事務所は、2010年度に荒川自然再生計画を策定。たんぽの保全・再生に乗り出し、...
残り425文字(全文:767文字)











