「アニメーションキャンプ・ワークショップ」の作品を鑑賞するパク・キヨン(左から2人目)とクリス・ショウ(左)=2月、新潟市中央区

  「異なるバックグラウンドを持つメンバーで素晴らしい作品を作ってくれた。これぞアニメーションの力だ」。3月上旬、新潟市中央区で開かれた発表会で、アジアの若手クリエーターや学生の作品を見た映画監督のパク・キヨン(65)=韓国=は目を細めた。

 第4回新潟国際アニメーション映画祭の一環で初めて行われた、若者が寝食を共にし、アニメを制作する「アニメーションキャンプ・ワークショップ」。新潟をアニメのまちとして世界に知らしめるため、映画祭を創設し、昨年亡くなった堀越謙三とともにキャンプの礎を築いたパクは、新潟をアニメの人材育成のハブにする構想を描く。

 キャンプには、約100人の応募から選ばれた7カ国計10人が参加した。課題は3分間の曲を10人で分割し、音楽から感じたアニメをそれぞれが作ること。映画祭期間中は監督と交流するなどして知見を深め、閉幕後は制作に没頭した。

交流会で監督ら映画祭関係者と記念写真に納まるアニメーションキャンプの参加者=2月、新潟市中央区

 講師は、ラサール芸術大(シンガポール)教授のクリス・ショウ(59)=イギリス=。アニメーターとして、ディズニーの「ロジャー・ラビット」、スティーブン・スピルバーグの「アメリカ物語2」の制作に関わった人物だ。

 キャンプ運営に...

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