政策研究大学院大の竹中治堅教授
 政策研究大学院大の竹中治堅教授

 高市政権が発足して半年となった。高市早苗首相は2月の衆院選での圧勝を経て、「高市1強」と言える安定した政権基盤を構築した。高い内閣支持率を維持している背景には、多くの政策に取り組むとともに、自身の言葉で政策を語る姿勢が国民に評価されているためであろう。

 半年を振り返ると、外交面ではトランプ米政権と良好な関係を維持してきた。最初の首脳会談では結束を演出し、イラン情勢が緊迫化する中で行われた2度目の会談では、ホルムズ海峡の安全確保への貢献を求められる局面にうまく対応した。

 防衛装備品の輸出条件も緩和されそうだ。経済面では「危機管理投資」と「成長投資」を2本柱に議論を加速させている。世界が産業政策...

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