池でミドリムシを探す芝上基成さん=3月、茨城県つくば市
 池でミドリムシを探す芝上基成さん=3月、茨城県つくば市
 ミドリムシ由来の原料を研究する芝上基成さん=3月、茨城県つくば市

 芝上基成さんは、ミドリムシが作る多糖「パラミロン」を素材に有機化学の手法で手を加え、さまざまな性質を持たせることで材料開発を進めている。これを生かし、藻類学と化学を融合させた独自の研究分野「藻類化学」の創設を目指している。

 芝上さんが重視するのは、製品化を目指す企業側のニーズに応えられる多様性だ。パラミロンから生み出される材料はプラスチックや接着剤にとどまらず、繊維やフィルムなど多岐にわたる。「町中華のようにメニューをそろえてる」と笑う。

 近年はパラミロンから合成された分子が、内臓脂肪の減少に関係するホルモンの分泌を促すことが分かり、医療分野での活用も見据えている。

 今後の目標の一つは、ミドリムシ...

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