ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた「リトル・レッド・ドット」(播金優一・東京大助教提供)
 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた「リトル・レッド・ドット」(播金優一・東京大助教提供)
 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のイメージ(NASA提供)
 記者会見で研究について説明する播金優一・東京大助教=2023年、東京都文京区の東京大(本人提供)

 はるか遠くの宇宙で見つかった謎の赤い天体が研究者らを大いに興奮させている。小さな赤い点を意味する「リトル・レッド・ドット(LRD)」と名付けられたその天体は、最新の宇宙望遠鏡による観測で発見数が増加。さまざまな説が浮かんでは消える天体の正体をつかむべく、国内外の研究者が奮闘している。

 ▽大昔を観測

 大昔の宇宙の姿は遠くの天体を観測すると見えてくる。例えば130億光年離れた天体が放った光は130億年かけて地球に届く。現在の地球から見えるのは、その天体の130億年前の姿だ。

 現在、遠くの宇宙を見るのに力を発揮しているのは2022年に稼働した米航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JW...

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