
UAEのマズルーイ・エネルギー相=2022年10月、ウィーン(ゲッティ=共同)
石油輸出国機構(OPEC)にとって主要メンバーだったアラブ首長国連邦(UAE)の脱退は「最大の打撃」(専門家)となりそうだ。世界有数の産油国が抜ければ「石油カルテル」の価格支配力低下は避けられない。湾岸諸国の協調路線が競争へ移り、溝が深まる可能性がある。
▽犠牲
「私たちは多大な貢献を行い、大きな犠牲も払ってきた」。UAE国営の首長国通信はOPEC脱退を報じた記事で、同国が果たした役割を自賛。今後は国益を重視し、エネルギーの供給拡大に力を入れると強調した。
UAEを構成するアブダビ首長国がOPECに加盟したのは1967年。73年に勃発した第4次中東戦争では、イスラエルの支援国に打撃を与えるため、サ...
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