小児がんに詳しい研究チームの加藤元博東大教授=東京都文京区
 小児がんに詳しい研究チームの加藤元博東大教授=東京都文京区
 研究対象となった小児固形がんの発生部位の一例

 年間約2500人が新たに診断される小児がん。東京大などのチームの研究で、がんに関連する遺伝子を網羅的に調べる「がん遺伝子検査」が、血液のがんを除く臓器や組織にできる固形がんの診断や経過の予測、治療薬の選択に有用であることが明らかになった。専門家は、全国での専門人材の育成などが今後の課題と指摘する。

 ▽希少

 小児がんは15歳未満で発症するがんで、成人のがんとは異なる性質を持つ。白血病やリンパ腫などの血液がんが最も多く、次いで脳腫瘍、残りが脳腫瘍以外の固形がんとなる。

 脳腫瘍を除く小児の固形がんでは、成人で多い上皮性のがんは少なく、軟部腫瘍など「肉腫」と、未分化な細胞から起きる神経芽腫などの「胎児性腫...

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