シェルターでビーズを使ったアクセサリー作りを教えるジョセフィーヌ・オコヨ。真剣に手先に見入る女性たちに囲まれ、笑みがこぼれた=2025年12月、ナイジェリアの首都アブジャ(撮影・中野智明、共同)
 シェルターでビーズを使ったアクセサリー作りを教えるジョセフィーヌ・オコヨ。真剣に手先に見入る女性たちに囲まれ、笑みがこぼれた=2025年12月、ナイジェリアの首都アブジャ(撮影・中野智明、共同)

 ナイジェリアの首都アブジャにある人身売買被害者のためのシェルター。職業訓練の一環でビーズを使ったアクセサリー作りが始まると、硬い表情を見せていた少女たちの輪に笑顔が広がった。中心にいたのはジョセフィーヌ・オコヨ(33)。支援団体の職員として、生活全般の面倒を見る。

 ナイジェリアでは売春や無償労働を目的とする住民の連れ去りが後を絶たない。国連の推計では、年間75万~100万人が被害に遭っているとされる。財政難の政府に代わって、民間団体が被害者の社会復帰を支える。

 オコヨ自身も被害者の一人だ。「私にはあなたのことが分かる」。当事者としてトラウマを抱える多感な少女たちに向き合う日々。決して望んだ仕事で...

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