
インターネットで情報を発信し続けるブー・キム・ハイン。ジャーナリストであるとの思いは、新聞記者時代と変わらない=2025年12月、ベトナム・ホーチミン(撮影・石井健、共同)
二つの方向からライトを照らし、3台のカメラのレンズを向ける。ベトナム南部ホーチミン市中心部のビルにあるスタジオで、ブー・キム・ハイン(74)はテーブルを挟み、企業経営者と相対していた。自らの理念をとうとうと語る経営者は、ハインから「それをどう実現させるのか」と質問されると、一瞬困惑したような表情を浮かべ、慌てて話を取り繕った。
「聞くべきことを聞き、大事なことをそのまま伝える」。そうしたモットーでハインが始めたインターネット番組「5W1H」は話題を呼び、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で80万人のフォロワーを集める、人気のインフルエンサーとなった。
ジャーナリストとして活動を始め...
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