
トランプ米大統領=19日、ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地(ロイター=共同)
米国とイランによる最終合意に向けた初協議は波乱の幕開けとなった。戦闘終結を宣言した覚書でうたわれたレバノン情勢の沈静化やホルムズ海峡開放さえ駆け引きの道具に戻り、米側がこだわるイラン核問題で実質的な進展があったかは不明だ。トランプ米大統領は言葉の脅しで進展を狙ったが、逆にそこをイランにつけ込まれて主導権を握れない状況が続く。
▽心機一転
米交渉団を率いたバンス副大統領は「心機一転」をアピールし、米イラン関係を「根本から変革する用意がある」と協議に臨んだ。「数時間で大きな進展を期待している」。融和的な雰囲気づくりに努めようとした。
ところが協議が始まると現場にいないトランプ氏がかき乱した。イスラエル...
残り870文字(全文:1169文字)












