
2025年12月、部屋の看板前に立つ常盤山親方=東京都板橋区の常盤山部屋
「角界の」という枕ことばの下には、ドラえもんと五木ひろしの愛称が並ぶ。元小結隆三杉の常盤山親方=本名金尾隆、神奈川県出身、湊川部屋=が3月1日に日本相撲協会定年の65歳となり、半世紀に及ぶ土俵人生に一区切りを付けた。誰もがうなる角界屈指の歌声に、真ん丸で愛嬌たっぷりの笑顔。その裏側には数々の苦難もあった。支えとなったのは「もう一つの呼び名」だった。(共同通信=田井弘幸)
▽「“五木っちゃう”から」とオンステージ
大相撲ファンの間では、常盤山親方の歌唱力はおなじみとなっている。小学5年から五木ひろしが大好きで、現役時代から力士の歌合戦では常連。2022年に東京・両国国技館での「ファン感謝祭」では親...
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