
福島市の事業所の敷地内に侵入するクマ=2日
市街地でのクマ被害対策として期待される緊急銃猟。70件以上の実績が積み上がるが、住宅や店舗が密集する場所では、弾の跳ね返りなどで住民を危険に巻き込む恐れがあり、市町村は難しい判断を迫られる。全国的に不足が続くハンターの育成も一筋縄ではいかず、試行錯誤が続く。
▽想定外
「最善を尽くしてきたが、結果を出せなかった反省は残る」。6月4日、クマの緊急銃猟対応について緊急記者会見を開いた福島市の馬場雄基市長はこう語った。
同月2日早朝、福島市中心部からほど近い工場敷地内で、クマ1頭が従業員2人に襲いかかった。その後も付近住民ら2人を次々に襲い、別の事業所の敷地に移動した。
馬場市長は同日午後、緊急銃猟の実施...
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