
石川県珠洲市で続く河川の復旧工事=6月14日
能登半島地震の被災地で、復旧工事の入札不調が相次いでいる。業者は深刻な人手不足で工事を請け負う余力がなく、自治体は地元に限定していた入札参加要件の緩和を迫られた。工事が遅れると復興が長期化し、生活の不便さから人口流出につながりかねない。東日本大震災や熊本地震でも入札不調は発生しており、将来全国で起こり得る大規模災害に備え、労働力確保に向けた対策が課題となっている。
▽元気なうちに
「河川の工事が終わらないと自宅を建てられない」。6月中旬、石川県珠洲市の仮設住宅で妻と暮らす南一郎さん(75)は不安げに話した。川沿いの自宅は地震で全壊。市の河川復旧工事が遅れ、跡地で再建できずにいる。「仮設住宅には期...
残り794文字(全文:1093文字)











