
定例記者会見で佐渡金山の推薦書再提出について見解を述べる花角英世知事=3日、県庁
世界文化遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から推薦書の不備を指摘され、再提出する事態になったことについて、新潟県の花角英世知事は3日の定例記者会見で政府側の説明に一定の理解を見せ「気持ちを切り替えて前に進む」と、改めて登録実現に向けて政府と連携して取り組む考えを示した。
花角知事は会見で、1日に県庁で末松信介文部科学相と面会した際、再提出に至った経緯の説明を受けたとし、「問題は極めて技術的なことでユネスコ側と見解の相違があった」と語った。
佐渡金山の推薦を巡っては、国の文化審議会の選定が例年より遅れたため、正式な推薦書の前に出す暫定版を提出できず、2...
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