この夏は、うだるような暑さが続いている。そんな日は仕事が終わったら、冷えたビールをグビグビ飲みたいと思うかもしれない。しかし、ここはあえて日本酒をお薦めしたい。
本県は全国最多約９０の酒蔵を有する「清酒王国」。記者は昨年秋から日本酒の取材を担当し、ネタを探しに地酒専門店に足を運んでいる。最近は青色や透明の瓶など、涼しげな見た目の商品が目を引くようになった。
夏は日本酒の消費が落ち込む。一方で、キンキンに冷やして飲む「夏酒」や、ロックやソーダ割りに合う商品がお目見えしている。日本酒の国内出荷量が減少の一途をたどる中、各酒蔵は従来の飲み方にとらわれない自由な発想で、消費拡大に取り組んでいる。
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