10月21日の衆院議員の任期満了まで残り2カ月を切った。下越地方をエリアとする新潟3区の次期衆院選は、立憲民主党の現職黒岩宇洋氏(54)と、自民党の斎藤洋明氏(44)=比例北陸信越=による4度目の対決となる構図がほぼ固まっている。前回2017年の衆院選では、黒岩氏が全国最小の50票差で斎藤氏を破る大接戦となっており、今回も激しい競り合いが予想される。新型コロナウイルスの影響で活動が制限される中、両者は有権者へのあいさつ回りを加速させているが、支援態勢には課題も抱えている。

◆黒岩氏陣営 集会開かず地元行脚徹底

 夏の盛りの7月下旬、黒岩氏は新発田市の山間部にある集落を単身で歩いていた。住民に「毎日暑いですね」「ワクチンは打ちました...

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