感染拡大が続く新型コロナウイルスの影響で、次期衆院選に立候補を予定する新人が顔見せの場となる集会を開けず、苦慮している。人が集まれば感染を広げる誘因となりかねないからだ。新潟県は独自の特別警報を全県に拡大する方針で、開催はさらに遠のく可能性もある。衆院議員の任期満了まで2カ月を切り、各新人陣営はやきもきしながら感染状況を見守っている。
◆自民 頼みの武器、もろ刃に
新潟4区の自民党新人、国定勇人氏は今月21日、新潟市秋葉、江南、南各区と長岡市栃尾地区で予定していた決起集会の取りやめを発表した。理由は前日に、新潟市に出されていた特別警報の延長が決まり、長岡市で新たに特別警報が発令されたためだ。
前三条市長の国定氏にとって三...
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