
耐震工事をする「史跡佐渡金山」の建物=佐渡市下相川
新潟県佐渡市下相川の観光施設「史跡佐渡金山」は、来年12月ごろから再来年3月中旬ごろまで、耐震工事のため営業を一時休止する。「佐渡島(さど)の金山」が世界文化遺産登録を目指す中、大勢の観光客を迎える準備を進める。
史跡佐渡金山は、江戸時代から使われていた坑道「宗太夫坑(そうだゆうこう)」などを公開している。新型コロナウイルス禍前は年間約14万人が訪れており、島を代表する観光施設の一つだ。
史跡佐渡金山の運営会社「ゴールデン佐渡」によると、敷地内の資料館や売店、事務所が入る2階建ての建物は1970年の開業時のもので、耐震診断の結果、補強工事が必要だと分かった。
また、宗太夫坑と建物を結ぶ橋も補...
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