江戸時代の装束などに身を包み、金を運んだ道をたどった「御金荷の道バス&ウオーク」の参加者たち=4日、佐渡市の相川地区
江戸時代の装束などに身を包み、金を運んだ道をたどった「御金荷の道バス&ウオーク」の参加者たち=4日、佐渡市の相川地区

 江戸時代に相川地区から小木地区まで金を輸送したルートをたどるイベント「御金荷(おかねに)の道バス&ウオーク」が4日、佐渡市で行われた。参加者80人余りが約40キロの道のりをバスと徒歩で移動し、往時に思いをはせた。

 市民団体「『佐渡島(さど)の金山』を未来につなぐ会」が主催。出発地点の佐渡奉行所跡では同会の鈴木徹副会長が「世界遺産登録から1周年が過ぎた。佐渡金山の歴史や文化に触れていただき、保全にみんなで取り組む機運を高めたい」とあいさつした。

 警護役人役が請け証文を読み上げ、奉行役に手渡した後、一行は奉行役の号令でスタート。奉行所跡からきらりうむ佐渡、旧中山道入り口から中山峠など、6区間計約...

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