フリーアナウンサーの本田朋子さんが初の料理本「本田朋子のweekly献立」(KADOKAWA)を刊行した。曜日ごとに主菜の食材を決め、栄養バランスのよいメニューを提案しているのが特徴だ。今月まで新潟日報朝刊で連載したコラムと並行して新潟県在住時に執筆した。本田さんは「新潟の家のキッチンで生まれたメニューばかり。新潟の食材にたくさんインスピレーションをもらった」と話している。

 本田さんは2013年に、上越市出身でプロバスケットボール選手の五十嵐圭さんと結婚。食事面からも支えようと、アスリートフードマイスターの資格を取得した。

 本のコンセプトの「1週間」という単位に着目したのは、毎週末に試合がある夫の体調管理から。例えば、エネルギーを蓄える週前半は、鶏胸肉など脂肪分の少ないタンパク質を多めにするなど、曜日ごとに主菜に使う食材を決めておくことを勧める。「体の調子も整い、作り手も買い物に迷わなくなる」と提案する。

 緑、赤、黄など5色の食材から栄養素のバランスを考えた副菜メニューも豊富に紹介。食材を使い切るリメーク料理の提案にもこだわった。新潟ゆかりの99種類のメニューが詰まっている。1650円。