立憲民主党新潟県連は29日、次期衆院選で候補者を立てない新潟2区での対応について、事実上の自主投票とする方針を正式に発表した。野党側では、共産党新人の平あや子・前新潟市議と、国民民主党新人の高倉栄・前県議が立候補を予定しており、立民県連はその双方を支持も推薦もしない。
29日に県連代表の西村智奈美衆院議員が新潟市中央区で会見し「県内では各種選挙で野党が協力してきた実績がある」とし、協力関係を築いてきた両党への配慮をにじませた。西村氏は既に県連内に平氏か高倉氏を応援しようという動きがあることに触れ、「やむを得ない。お任せする」と述べた。
2区では、自民党現職の鷲尾英一郎氏、細田健一氏=比例北陸信越=も出馬の意向を示す。西村氏は、自民の候補者には投票しないという方針も説明した。