立憲民主党は12日、衆院選小選挙区の第1次公認候補として214人を擁立すると発表した。内訳は現職105人、元職25人、新人84人。福山哲郎幹事長は記者会見し、与党と接戦が見込まれる選挙区で共産党と進めている候補者の一本化調整について「詰めている真っ最中だ」と述べた。
新潟県は、いずれも現職で1区の西村智奈美氏(54)、3区の黒岩宇洋氏(55)、4区の菊田真紀子氏(51)、2017年の前回選に無所属で出馬して敗れた6区の新人梅谷守氏(47)の計4人の公認を決めた。
岩手県連代表の小沢一郎氏が新人女性の公認を党本部に求めていた岩手1区については、現職の階猛氏を公認した。れいわ新選組の山本太郎代表が出馬を撤回した東京8区では、新人の吉田晴美氏を公認した。
共産との一本化調整が進んでいた福島5区では、鳥居作弥氏が総支部長辞退を申し出て了承された。鳥居氏は福島5区からの立候補を取りやめる。平野博文選対委員長は会見で、鳥居氏を比例代表候補として処遇する考えを示した。
愛媛4区の杉山啓氏も総支部長を辞退。過去にツイッターで女性に関する不適切な投稿をしていたことが判明し、問題化していた。
福岡6区では、元オペラ歌手の新人田辺徹氏(60)を新たに総支部長に選任した。