新潟県下越地方の3区は、立憲民主党の現職黒岩宇洋氏(55)と自民党の現職斎藤洋明氏(44)=比例北陸信越=による一騎打ちとなるもようだ。両者の対戦は4度目で、前回の2017年衆院選は黒岩氏が全国最少の50票差で斎藤氏を破った。今回も激戦が見込まれ、大票田で無党派層の多い新発田市でいかに浸透できるかが勝敗の鍵を握る。さらに、農村地帯を多く抱える土地柄で、両氏の農業政策も選挙戦の行方を左右する可能性がある。旧民主党の看板施策である農家戸別所得補償制度の復活を掲げる黒岩氏に対し、斎藤氏は土地改良事業費の予算が減るなどとして真っ向から反対しており、大きな争点として浮上している。
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