第49回衆院選が19日に公示されるのを前に、新潟県選挙管理委員会は13日、新潟市中央区で、不在者投票が実施される病院や老人ホームなどの投票管理者を集めた説明会を開いた。新型コロナウイルス感染禍での大規模選挙に向け、感染した入院患者が適正に投票できるよう協力を求めた。

 感染者のうち宿泊・自宅療養者は郵便投票ができ、県選管指定の病院では入院患者が院内で投票できる。

 説明会では石塚和徳選挙係長が「新型ウイルスの国内確認後、初の全国を対象とする選挙。有権者が安心して投票できる環境整備をお願いしたい」と述べた。

 その後、担当者が、感染者は他の入院者と場所や時間を分けて投票することや、有権者は手袋をして直接投票用紙には触れないようにすることなどを説明した。投票用紙を入れた封筒は市区町村選管が交付した透明なケースに入れ、消毒して郵送することも求めた。

 感染者を受け入れている新潟市内の医療関係者は「周囲に感染させずに、本人も安心して投票できるよう対応したい」と話した。